Active Directoryでは、オブジェクトを選択し、これをグループに手動で追加することで、グループ(ここでは基本グループと呼ぶ)にメンバーを静的に含めることができます。これとは対照的に、Active Rolesでは柔軟なルールベースのグループ作成メカニズムが使用されます。一度設定すると、このプロセスでは、事前に定義されたルールに基づいてメンバーのグループへの追加やグループからの削除が自動的に行われます。
Active Rolesでは、既存のオブジェクトタイプにカスタム(仮想)属性を定義することができます。これにより、Active Directoryスキーマを拡張することなく、追加のオブジェクトプロパティを指定できます。例えば、カスタム属性を使用して特定のユーザデータを保存できます。また、仮想属性の値をActive Rolesデータベースに保存するように設定できます。そうでない場合、仮想属性を使用するには、属性値を管理するスクリプトポリシーを実装する必要があります。
アクセステンプレート
Active Rolesには、一般的な管理者ロールを表す事前に設定済みのAccess Templatesが幅広く用意されているため、適切なレベルの管理者権限を迅速かつ一貫して委任することができます。